2013年5月1日水曜日

親元を、離れた子に染む、港風。

週末に、ブルターニュ地方のブレストという街に行ってきました。

僕が毎週日曜日にコーチをしているパリの日本人サッカークラブ「NSC」の子供たちが、

ブレスト郊外で開催される国際大会に参加するということでその引率。

【一日目】

昼前にTGVでパリを出発。




旅に出る息子たちを心配しながら見送る親御さんの気持ちなど知らない子供たちは、

これから始まる冒険に胸を躍らせていました。

車内では、トランプをしたり、マンガや本を読んだり、中には長谷部誠選手の名著を読み、

明日の試合に向けて「心を整える」子もいました。

パリからTGVで揺られること5時間、ブレストに到着。

パリはここ最近暖かい日が続いていましたが、ブレストは冬に逆戻りしたかのように寒く、

港町なので風も強く吹いていました。

ブルターニュ地方は天気が悪いことで知られているので、晴れていたことだけが救いでした。

駅で僕たちを出迎えてくれたのは、大会中にNSCをサポートしてくれるエルワン。


大会中、NSCのお世話をしてくれたエルワン


珍しい僕より小さいフランス人(笑)

ちなみに僕と同い歳で、妻子持ち。

さて、駅からバスで大会本部に移動。

子供たちは地元の家庭にホームステイをするので、ここでステイ先の家族とご対面。

NSCの子供たちは、日本人学校やインターナショナルスクールに通う子が多く、

フランス語を話せる子があまりいません。

そのため、子供たちの表情にはいささか不安の色が見られましたが、

僕はこの経験が彼らにとって素晴らしいものとなるだろうことを確信しています。

言葉が通じないからこそ得られるもの、感じられるものがきっとあるはずです。


小栗兄さんと僕は、子供たちをホームステイ先の各家庭へと送り出した後、

ホテルにチェックインを済ませてからブレストの街に繰り出しました。

やはり旅に出たらばその地のものを食べなければ。

ブルターニュ地方と言えば蕎麦粉を使ったクレープ「ガレット」が有名。

ということで、地元でも有名なクレープ屋さん「Creperie Moderne」へ。

「Moderne(「最新」の意)」という店名とは裏腹に、ブレストで最も古いクレープ屋さんだとのこと。

ガレットを頬張りながら、シードル(ブルターニュ地方特産のリンゴ酒)を味わい、

さらに魚のスープに舌鼓を打つ。

「幸せ」の一言に尽きる。


ガレットとシードル
魚のスープ

そのクレープ屋さんで隣に座っていたイケメンのお兄さんが、

その体格、オーラから察して、どうもサッカー選手っぽかったので、声をかけて聞いてみると、

本当にサッカー選手でした。

フロリアンという地元ブレストのサッカー選手らしい。

せっかくなので、一緒に写真を撮ってもらいました。




後から調べてみると、彼はフロリアン・ルジューヌ(Florian Lejeune)という21歳のDFで、

現在はスペインのヴィジャレアルからブレストに期限付き移籍中だそう。

さらに、フランスU-20代表経験もある将来有望な選手のようです。

ちょうど明日の夜、ブレストの試合があるようなので、観に行こうかな。


つづく…


日仏交流コーディネーター
山田 剛士

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