店員 「いらっしゃい」
山田 「こんにちは」
店員 「あんた中国人じゃないね」
山田 「日本人ですけど」
店員 「だから中国人じゃないって言ったじゃない」
山田 「は、はい」
店員 「モンゴル人?」
山田 「いや、日本人言うたやん」
店員 「ふーん。あたし中国人」
山田 「コーヒー一杯。」
店員 「はいよー!!」
よくわからないやり取りでした。
確かに高校時代に「モンゴル人」ってあだ名されたことはあったけども…
あ、どうも山田です。
今日は仕事でMeaux(モー)という街に行ってきました。
地図で見たら家からそんなに遠くないのに、
実際行くにはだいぶ遠回りしないといけない片田舎の街です。
最初の乗り換えで電車が30分遅れ、
やっと乗った電車は降りる駅の100メートル手前で15分立ち往生し、
二回目の乗り換えでも電車は30分遅れる。
結果、だいぶ余裕を持って家を出たのに、45分遅れで到着。
いやいや、後で笑える話ならええけど、ネタにもならへん。
仕事に支障がなかったのが不幸中の幸い。
午前のうちにMeauxでの仕事が終わって、会社に戻ろうと駅へ。
しかし待てども待てども電車が来る気配がない。
駅員さんに聞くと「17時まで電車はない」とかぬかしよる。
さすがにここまで来ると笑える。
線路の工事の為にここ数日は朝と夜しか電車は動かないとのことです。
工事…夜中にやれよ。
日本では線路工事も道路工事も夜中にやることが多いですが、
こっちではそんな「お客様」重視の考え方はありません。
「客」に対する概念が違うのだと思います。
「もの(サービス)を売る者」と「もの(サービス)を買う者」を対等に見ているように感じます。
「お金」をもらうから「もの(サービス)」を売る。
それ以上の、「客の喜びのために頼まれてもないのに無償でサービスをする」なんてことはない。
もちろん業種にもよるし、会社にも、人にもよるので一概には言えませんが。
でもそう考えると、日本の「おもてなし」「ホスピタリティ」は
世界に誇れる素晴らしい精神だと改めて感じます。
とにかく電車がないので、あきらめて観光。
ということで大聖堂に行ってみました。
荘厳のひとこと。
車もクレーンもない時代にどうやってこれを建てたのだろうか。
中はこんな感じ。
大聖堂の中は、どこもそうですが、静寂で、どこか神秘的な雰囲気があります。
風がなく、無機質なこの空間で人は神と一対一になります。
自然に囲まれた日本の神社とは正反対です。
ここにもまた、日本とフランスの違いについてのヒントが隠されているような気がします。
それでは、Meauxの街で見つけたおかしな一枚で今日はお別れです。
歩行者用の信号の位置、絶対おかしいから。